皆さんは、「代理婚活」という言葉をご存知でしょうか?
代理婚活とは、「結婚していない子供たちの代わりに、その親たちがの婚活パーティーに参加」することを言います。
自分の親から
「いつになったら結婚するの?」
と、言われている方も多いのではないでしょうか。
代理婚活は、そのような言葉だけでは終わらず、親自らが動いてしまったものを言います。
ですが、この親だけの婚活パーティー、果たして本当にうまくいくのでしょうか?
本人達が実際にどう思っているのかも気になりますよね。
代理婚活によるメリットやデメリット、トラブルなどについて簡単に説明しようと思います。
もくじ
代理婚活は親が集まる婚活パーティー
この婚活パーティーの主役は、未婚の子供をもつ40代〜60代の親になります。
そう、子供達の結婚相手を決めるのに、本人達は参加しないのです。
代理婚活パーティーに申し込んだ後は、あらかじめ書いておいた子供たちのプロフィールを持って参加します。
そこで親達が子供たちのプロフィールを見せ合いながら、自分の子供と合いそうかどうかを話しながら判断します。
気の合いそうな相手を見つけると、一度、情報を家に帰り、子供達に気になった相手について説明します。
本人達が納得すれば、後日直接会って気が合えば、そのままお付き合いが成立します。
代理婚活パーティーが必要な理由は?
なぜ、子供の結婚相手を親が探すことになるのでしょうか?
「自分で探せばいいじゃん?」
「過保護なんじゃないの?」
と、思う方もいらっしゃると思います。
ただ、これには子供側にもいくつかの理由があります。
- 結婚したいが、仕事が忙しくて婚活する時間がない
- なかなか出会いがない
- 結婚したいが、自分からアプローチできない
そして、これらの子供達の状況に対して、親側は
- 結婚して幸せになってほしい
- 孫の顔が見たい
- 結婚して子供を産んで世間に認められてほしい
子供を想う親心から、「自分がなんとかしなければ!」と動いてしまうところがあるようです。
メリット
- 自分のことをよく理解している親が候補を決めてくれるので安心
- 親同士が先に知り合いになるので、親の理解が早い
- 子供の弱点を補える(忙しくて時間がない、話し下手など)
親だからこそのメリットが多いですね。
特に最初に親同士が意気投合していることで
「親同士が合わない…」
などの問題もなく、結婚までもスムーズにいきそうです。
デメリット
- 親が全てを決めてしまう可能性がある
- 「親の期待を裏切らないように」とプレッシャーがかかる
- 成婚後の離婚率が上がっている
代理婚活は親が主体で動くことが多いので、子供への配慮が足りず、なんでも自分で決めてしまう可能性があります。
その結果、結婚生活がうまくいかず離婚ということにもなりかねません。
最後まで子供の気持ちを一番に考え、サポートするように動いた方がいいでしょう。
トラブルについて
最近は、悪質な勧誘などのトラブルが多いみたいです。
例えば、ある日突然
「お宅に結婚適齢期のお子さんはいませんか?」
「絶対に結婚させます!」
「子供には内緒にします!」
「娘が結婚しないのは親の責任だ!」
と、業者のふりをして電話がかかってきたり、家にまで押しかけ執拗に勧誘され、断りきれずそのまま入会金を払ってしまい、その後連絡が取れなくなるなどの詐欺の被害が増えています。
「必ず結婚できます」という言葉が出てきたら、まずは疑ってください。結婚相談所ではこのような「必ず」というような約束はしないそうです。
他にも、悪質な結婚相談所だと、成婚時に「250万円を請求された!」というケースもあります。
一度お金を払うと戻ってこない可能性もあるので、このような勧誘には十分気を付けてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
親が主体の代理婚活、それは婚活の新しいカタチなのかもしれません。
ただ、代理婚活では自分の子供や相手の気持ちよりも、相手の職業や収入、特技、見た目に目がいってしまいがちです。
そこには本人達の気持ちがないことを忘れず、子供を支える気持ちで動けるとうまくいくかもしれませんね。
また、親心に付け込んだトラブルが増えているのが、悲しいところです。
代理婚活だけに頼らず、自分の力でも素敵な人を見つけられるよう頑張ってください!